独自要求のモノとは
★空調設備 ★給排水設備 ★清掃 ★害虫駆除 ★洗濯、リネンの管理 ★感染管理、高度な医療 ★医療廃棄物の処理等々
環境を支配するものには、モノと人があります。
上記の研修会では「人」について話をしました。
高齢化社会が進むにつれて看護や介護の領域が広がっていきます。技術的なものは勿論のこと全人的看護・介護が要求されています。そのため、感性豊かな看護師・介護士の育成が重要になります。
感性の豊かさとは、どうやって育まれていくものでしょうか。
病院・施設の利用者は様々な職業、人生を体験してきています。患者や疾患だけを見るのではなく多角的な切り口を持って接することが必要です。感性豊かなこころを持ってすれば、医師への貴重な情報を提供することができるでしょう。
豊かなこころになりなさいと、頭に働きかけても実践として反映することはできません。こどもの頃、バランス良い丈夫な身体を作るため、バランス良い食事を毎日毎日摂ることは大切なことでした。
感性はどうでしょうか、こころにも毎日毎日バランス良い「情報」を与え続けなければなりません。「情報」とは即ち、直接体験は勿論のこと、多くは間接的な体験で、まなぶことができます。
よろこびや悲しみ、怒りやくやしさ、せつなさ、人を愛するこころ、自然を尊び、平和への願いを感受する心です。
何も感じない砂漠化された心では利用者を理解することはできません。誰にでもできる優れた間接体験は、優れた絵本を利用者と共に楽しむことから始めることができます。
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